僕はFUJIFILMのX-E3をメインで使っています。
FUJIFILMのここ数年のミラーレスの中で、一番小型で軽く、タイムラプスを撮影するのに必要な機能が揃っているため、愛用しています。
何よりかっこいいですよね。これ大事です。笑
ただ、やはり最新機種の情報を知ってしまうと、色々と新しい機能があって羨ましくなってしまうこともあるわけで。
その中の一つに、フィルムシミュレーションのクラシックネガがあります。
クラシックネガが羨ましい
クラシックネガ
スナップシューターに愛用されてきたネガフィルム「SUPERIA」がベース。
https://digitalcamera-support-ja.fujifilm.com/digitalcamerapcdetail?aid=000003156
メリハリのある諧調と、彩度を抑えつつも明部と暗部の色味を変えることで深みを増した色で、立体的な表現が得られます。
大人気ですよね、このフィルムシミュレーションを使いたくて、最新機種に買い替えた方も多いのではないでしょうか。
以前、X-T4 を使わせてもらう機会があったので、クラシックネガで撮影したものがこちら。
また、動画も撮ってみました。
何というか、何気ないシーンでも印象的な映像にしてくれますよね。とにかくレタッチ・カラグレなどしなくとも、いい感じに仕上げてくれます。
クラシックネガ「風」のフィルムシミュレーションを見つけたい
クラシックネガが使える機種、正直欲しいです。笑
一時期、X-T5やS-10の購入も検討しましたが、気軽に買えるものではないので、一旦やめました。
X-Summit 2023で新機種が発表されるかもという噂もあるみたいですしね(ぜひコンパクトなEシリーズ、もしくはSシリーズの後継を出して欲しい)。
というわけで、前置き長くなりましたが、X-E3でも使えるクラシックネガ「風」なフィルムシミュレーションは無いかなと、ネットで情報を集めたところ、良さそうなものを見つけました。
先に言うと、あくまで「風」ですので、その点はご注意ください。
X-Trans III 向けクラシックネガレシピ
FujiXWeeklyでclassic negative で検索したところ、いくつか候補が見つかりました。
クラシッククロームベースのものが多いですが、ネットで色々調べてみると、どうやらクローム系とネガ系は根本から異なる(というか、クラシックネガの色処理が独特)ため、どうしてもクラシックネガを再現することはできない、という意見が多いように思います。
自分としてもざっくり、クラシッククロームは寒色被写体に対して映える、クラシックネガは暖色に対して映える、という特徴かなと思っていました。
そこで今回は、Pro Neg. Stdベースで、Xシリーズ第三世代センサー(X-Trans III)向けのこちらのレシピを選びました。
以下の設定でカスタマイズを行います。
PRO Neg. Std
My Fujifilm “Classic Negative” Film Simulation Recipe (For X-Trans III)
Dynamic Range: DR400
Highlight: +3
Shadow: +2
Color: -3
Noise Reduction: -4
Sharpening: +1
Grain Effect: Weak
Color Chrome Effect: Off or N/A
White Balance: 6700K, -2 Red & +7 Blue
ISO: Auto, up to ISO 6400
Exposure Compensation: -1/3 to +1/3 (typically)
全体的に明るめ、色は薄め、ベースは暖色だが青みも強く、といった感じですね。
作例を載せますが、明るい場所では露出補正を少し下げる、暗いところでは少し上げる方が、エモい写りになるように感じました。
いかがでしょうか?
あくまで、「風」なので、本物のクラシックネガとは乖離があるような気もします。本家の赤が朱色っぽくなる感じは、出せてない気がします。
しかし、これはこれでなかなか味のある表現になっているのかなと感じました。
色温度は高めですが、カラーを控えめ、青強めにしたことで、個人的には少し緊張感がある色遣いになっている印象です。
ふわっとした解像感のレンズとか使うと、また違った印象になるかもしれませんね。機会があれば撮り比べてみたいと思います。
動画も撮ってみました。
撮影は全てX-E3です。手ぶれ補正がないので、編集でブレ補正をかけています。(4K撮影を2Kに圧縮)。
まとめ
結論としては、今回使わせてもらったレシピは、エモいというか、いい感じの写真が撮れると言う意味では、クラシックネガ「風」だったのかなと思いました。
でも、近いかと言うと、別物ですねぇ。クラシックネガで撮りたければ、クラシックネガが使える機種を買いましょうということですね。
こんなことは、先人たちの数々の試行錯誤でわかっていることかもしれませんが、自分で試して確認することは大事ですね。笑
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