本当に中華レンズ?満足度高すぎなTTartisan 50mm F1.2 をレビュー

TTartisan 50mm F1.2 外観
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中望遠の単焦点レンズが欲しい

中望遠っていいですよね。だいたい50mm(フルサイズ換算75mm)あたりからでしょうか。

狙った被写体をグッと引き寄せてくれる、奥行きの圧縮効果もある程度出せるので、ちょっとした非日常感を出せるのが好きです。

おまけにAPS-Cセンサー向けの単焦点レンズならば、比較的小型なので、気軽に持ち出せます。

FUJIFILMのミラーレスを使っていますので、純正の50mm付近のレンズですと、50mm F2がありますね。もうちょっと明るいレンズでは56mmのレンズも何本がありますが、これらはちょっと重たいんですよね(400g越え)。

身軽に気軽に、が自分の中では大事なので、もう少し軽いレンズを探していました。

TTartisan 50mm F1.2 を見つけました

単焦点で、MFのみでも構わないので、中華レンズを物色していたところ、TTartisan 50mm F1.2 を見つけました。

TTartisan 50mm F1.2 スペック

  • 直径 62mm × 長さ 55mm
  • フィルター径 52mm
  • 重さ 335g

TTartisan といえば、35mm F1.4 が一番有名で人気のあるレンズかなと思います。10,000円弱で買えるので、持ってる人も多いのではないでしょうか。

TTartisan 50mm F1.2 も、ネット上のレビューもかなり好印象でしたし、値段も1万ちょいでしたので、買ってみることにしました。

ちなみに、Amazonでは大体17,000円前後ですが、TTarisanは中国のメーカーなので、AliExpressで購入すれば多少安く購入できます。

ただし中国からの発送なので、到着までそれなりに時間がかかります。のんびり待てる方にはお勧めです。
僕の場合は大体2、3週間かかりました。

ファーストインプレッション

手元に届いて、レンズに触れて最初に感じたのは、小さいながらもズッシリと手に来るな、でした。

さすが300g越え。普段200gのレンズばかり使ってる自分にとっては重く感じました(世の中的には十分軽いと思います)。

でも、カメラに装着してみると、コンパクトなおかげで、意外とその重さが気にならない。

X-E3には浅いですがグリップがあるので、それでホールドしやすいのも一因かもしれないですね。
これは実はX-E3に300g台のレンズもありかも?いい発見でした。

X-E4だったら、もしかしたらサムレストつけるとかしないと、持ちづらさを感じてしまってたかもしれません。

絞りのクリック感、ピント調節のトルク感は、かなり良い感じ。

使ってみて

しばらく使ってみましたが、小回りもきいて使いやすく、写りもとても良いなと感じました。
これ、本当に中華レンズ?笑

まず最初に感じたのは、マニュアルでのピント調整のしやすさでした。

電子接点が無いため、絞りや距離表示をカメラのモニター上で確認はできません。
ですがピント調節に関してはピーキング機能があるので、基本的にはマニュアルフォーカスのレンズでも困ることは少ないです。

がしかし、レンズによってピーキング表示が見えやすい、見えづらいの差はあります。

TTartisan 50mm F2 も使ったことがありまして、サイズ感的にX-E3に付けるととても良かったのですが、ちょっと眠たいというか、色描写的にも解像感的にも、値段相応だなという印象でした。ピーキング表示もちょっと見づらい印象。

このレンズはピント面がしっかりしてるのか、エッジにキチンとピーキングが表示されるので、F1.2 というボケやすいレンズでありながら、しっかりとピント合わせができました。

そして写りもすごくよい。

使いづらさも

これは自分の使用環境がちょっと特殊なので、参考になりづらいかもしれませんが、逆光時の描写が制御しづらいと感じました。

僕は基本的に、スナップは夜の街が中心です。都心の街、新宿や渋谷で撮影することが多いですが、明かりがギラギラしてるような環境では、逆光な撮影もしばしば。

TTartisan 50mm F1.2 は、逆行時にフレアやゴーストが盛大に出ます。それは他の方のレビュー等で知識として得てはいたのですが、実際使ってみると、中々制御がしづらかったです。

この辺では腕のせいでもありますけどね…

F8くらいまで絞ると改善しました。

でもそうなると長秒撮影になりがち、手ブレしちゃうんですよね。ボディ内手ブレ補正ある機種を使いなさい、って声もあるでしょうが、X-E3は軽くて最低限のグリップもあって、カッコよくて手放せないんですよね。笑

インターバル撮影時の露出の平準化が無いので、タイムラプスを撮る人としては、そこだけが物足りなさですけどね。

話がちょっと逸れましたが、逆光時の作例をいくつか。

絞ればいいんですが、そうすると暗くてどうしてもこういう手ブレ写真が撮れてしまう…
現場で、X-E3の背面モニターで見た感じではは、うまく撮れてると思ったんですけどね。

以下は手ブレの例です。

そういったワケで、逆光耐性の大切さを改めて知ったのでした。

まとめ

逆光耐性の話を出しましたが、それを除けば本当にいいレンズだと思いました。というか、これもうまく制御できれば、このレンズならではの表現を楽しめるのではないでしょうか。

AliExpress なら10,000円前後で買えちゃいます。ビルドクオリティも高く、所有欲も満たせて、コスパ高いですよね。

もしXマウントの単焦点中望遠レンズを探しているなら、候補に入れてみてはいかがでしょうか?

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